夜間学生の多くが資格取得という志の高い方の集まりです。
昼間は働き、夜は学生という過酷な状況の中で仕事と学業を両立させる、大変な苦労を強いられることになります。
私も実際にリハビリの資格を取得するために、昼間は介護職をし夜は学生という数多くの苦悩がありました。
これから、夜間学生として仕事と学業を両立したい方に向けて、昼間に働きやすい介護施設の紹介を私の体験談をもとに解説いたします!
また、夜間専門学生が転職エージェントを活用する5つのメリットも紹介します。
現在、夜間部の学生の方も是非参考にされて下さい。
目次
夜間学生が働きやすい介護施設はコチラ!
◎=とても良い ◯=まあまあ良い △=難しい
①高給与 | ②短時間勤務 | ③身体の負担 | ④人間関係 | ⑤やりがい | |
特養 | ◎ | △ | △ | ◯ | ◯ |
老健 | ◎ | △ | △ | ◎ | ◯ |
訪問介護 | ◯ | ◎ | ◯ | ◯ | ◯ |
デイケア | ◯ | ◎ | △ | △ | ◎ |
デイサービス | △ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
グループホーム | △ | ◎ | △ | △ | ◯ |
有料老人ホーム | △ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
サ高住 | △ | ◎ | ◎ | ◎ | ◯ |
これだけでは分かりにくいと思うので、以下に詳しく解説いたします。
・正社員として働き高給与が良い方
施設としては、「特別養護老人ホーム」「介護老人保健施設」がおすすめです。
学校の授業時間にもよりますが、少なくとも私が通っていたリハビリの学校では、18:15分から授業開始と決まっていたため、正社員として働く方もいました。詳しい内容を以下に掲載してますのでコチラもご覧下さい。
しかし、3交代制の場所を探しましょう。(※2交代制の場合、ほぼ全ての休日に夜勤が入ります)
3交代とは、日勤(8:00〜17:00)準夜勤(16:00〜0:00)夜勤(0:00〜8:00)に分かれます。
特に夜間学生の場合、準夜勤帯が授業時間と重なるため平日は行うことができません。そのため週末の土日に準夜勤が入ります。
・正社員として働きやすい施設
「デイケア」「デイサービス」がおすすめです。
こちらは、介護業界で夜勤無しの業務になります。夜間部学生であれば、上述した3交代による夜勤は可能ですが、夜勤を行うことで生活リズムが不規則になってしまうリスクを背負います。本来は学業に専念したい所を日勤帯の業務で済ませることによって、仕事と学生を両立することもできます。
業務時間としては、8:00〜17:00までを採用していることが多く、日・祝は休みという施設です。学校が近くにあり18時以降の授業であれば、残業が少しあったとしても間に合います。
・パートやバイトで高時給を目指せる施設
「訪問介護」がおすすめです。
訪問介護は決められた時間帯に利用者様の在宅へ向い、決められた内容の介護業務を行います。
短時間勤務でも働きやすく、1時間あたりの時給も高いということが特徴です。
一方で、働く前に資格を必要とします!しかし、簡単に、無料で取得できる場合もあるので下記の訪問介護についてのコンテンツをご覧下さい。
・パートやバイトで働きやすい施設
「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」「グループホーム」
サ高住では、施設内に訪問介護を併設している場合も多いため初任者研修(旧:ホームヘルパー2級)の資格が必要です。簡単に無料で取得できる場合もありますので下記のコンテンツをご参照ください。サ高住では比較的介護を必要としない方の介護に従事するため、身体的負担が少なく短時間勤務であれば、学業と仕事を両立しやすいことがメリットです。しかし、時給が安いということがデメリットになります。
一方、グループホームでは、資格を必要としません。9人の認知症利用者様の介護を行い、職員数も多いため短時間勤務にて働きやすいことが特徴です。しかし、一人一人の介護度が高い(要介護3〜5)施設が多いため、若干の身体的な負担があり、時給としても安いということがデメリットです。
夜間学生が正社員として働く条件!
特に、夜勤がある施設を選ぶ場合は様々な条件をクリアしなくてはなりません。
実際に、リハ学生の夜間部に正社員として働く20代後半のK君という同僚がいました。
卒業し現在は作業療法士として働いていますが、当時どのように介護の正社員として働くことができたのかインタビューを行いました。










K君が伝えた条件はコチラ
K君は日勤と夜勤をしていました。その業務スケジュールと学生生活をお聞きしたので以下をご覧ください。
※下にスクロールできます⬇︎⬇︎
【平日日勤帯】
08:00〜 出勤
17:00〜 終業
18:15〜 授業開始
21:40〜 授業終了
22:00〜 帰宅
23:00〜 予習・復習
24:00〜 就寝
【平日夜勤帯】
18:15〜 授業
21:40〜 授業終了
0:00〜 夜勤開始
08:00〜 終業
08:30〜 帰宅
09:30〜 仮眠
15:30〜 起床
16:00〜 予習・復習
18:15〜 授業開始
【週末に準夜勤】
16:00〜 出勤
00:00〜 終業
※週末の土日は学校お休み


K君は当時の生活費も詳しく教えてもらいました。
月 | 年間 | |
給料 | 毎月手取り:+16万 | +192万 |
賞与 | 6月手取り:15万、12月手取り:25万 | +40万 |
スマホ代 | 毎月:−7,000円 | −8,4万 |
通学交通費 | 毎月:−5000円 | −6万 |
学費 | 3月:−50万、9月−50万 | −100万 |
その他雑費 | 毎月:−10,000 | −12万 |
合計 | +13,8万円 ※賞与は除く | +120.4万円 |
働く前に介護の資格は必要??
「訪問介護」と「サ高住」で働く場合は必要です。
その他の施設で求められる事はありません。しかし、正社員の場合は資格を取得していることを要件としている施設も多いため、まずは、介護初任者研修(旧:ホームヘルパー2級)を取得しておくことをおすすめします。(※取得には5〜10万ほど必要です)
以下の企業に相談し転職すると無料で資格を取得できます。
企業名 | 登録欄 | 詳細記事 |
【かいご畑】 |
無料で資格取得できる! | |
【きらケア】 | 介護の派遣が業界NO.1! |
夜間学生が介護の転職エージェントを活用する5つのメリット
夜間学生が転職に失敗する例として、「パートやバイトだからどこでも良い」と施設の内部事情も知らないまま転職すると、過酷な現場で人間関係も悪かったということがあります。
この仕事内容は学業にも影響し気力を失うきっかけを作ってしまいます。
少しでも夜間学生が仕事と学業を両立できるように、転職エージェントは活用すべきです。
その5つのメリットを以下に解説いたします。
・転職エージェントは全て無料で活用できる
登録、相談、転職など全て無料です!その他の特典を設けている企業もあります。「無料で資格を取得できる」「転職時に数万円のお祝い金をもらえる」「給料の前払いをしてくれる」などの介護の転職企業ごとに様々なサービスを用意しています。
・働く施設の内部事情を教えてくれる
働く前に人間関係など環境が劣悪だった場合、仕事を終えて学校に行く夜間部学生は、引きずる方も多くいます。
学業にも良い影響を与えないため、事前に施設の内部事情を教えてくれるのは大きなメリットです。
・夜間学生に合う最適な職場を探してくれる
夜間学生の授業時間は同じですが、収入に応じてライフスタイルが変わります。
例えば、「正社員で働き夜勤も行いたい方」「昼間の短時間勤務で良い方」などその方のライフスタイルを転職エージェントに相談することで、最適な職場を紹介してくれます。
・担当者が働く条件を施設に交渉してくれる
夜間学生の場合、正社員で働くには様々な条件をクリアしなくてはいけません。(条件の例はコチラ↑↑)
採用面接時に学生である条件1つずつを説明しなくてはいけないため、面接時に相手にされないということも起こり得ます。
しかし、転職エージェントは、施設とコンタクトをとっているためこの企業からの紹介であれば、採用して見ようかなという気持ちにも変わり、面接前にあらかじめ条件を伝えていることで、学生でも正社員として採用されやすいという大きなメリットを得ることもできます。
・履歴書の書き方や面接の対応も
履歴書を書くのは本人ですが、志望動機欄や面接時に「夜間学生で働き、学校にも通いたい」という意思を伝えなくてはなりません。
書き方によっては、「本当にやる気はあるのかな」「この人は仕事と学業両立できるのかな」と施設側に思われることや面接時に直接聞かれる企業もあります。
そこで、意思表示することは大切です!しかし、どのように意思表示すれば良いか分からないという方は、転職エージェントを活用することで、書き方や面接時の対応方法も教えてくれます。
採用してもらえる確率も高くなるため、ここでも大きなメリットになり得ます。
都道府県別に活用できる介護の転職企業
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